KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





別に、組織のことを話してるわけじゃない





…例え話だ





俺は姫華と姉崎の顔を見る





姫華は俺を睨んでいて、姉崎は何かを考えてるみたいだった





「そんな話、あるわけないじゃない」





ふん…





何も知らないくせに、よくそんなことが言えるな





「無いとは言い切れないだろ





お前にこの世界の何が分かる?」





あっち側にいる姫華と姉崎





俺や啓汰があっち側に行くことは出来ないけど、あっち側にいる姫華と姉崎はいつでもこっち側に来ることができる





…まぁ、来てほしくなないけど





俺は黙っている姫華を置いて、啓太と行こうとする









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