KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
――バタンッ
車のドアを閉める音が、辺りに響く
「よぉ…殺人人形!元気にしてるか?」
車から、チャラチャラした男が出てくる
俺は、男の問いには答えず、いつでも攻撃できる態勢でいた
「ふっ…別に、お前と話をする為に来たんじゃねぇよ。
昇、いるか?」
ヘラヘラした表情のまま、近づいてくる
「………」
俺は先に、店の中に入り、昇に呼び掛ける
「……昇に、客だ」