KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
‡昇side‡
鋼柳が、トイレに行ったのを確認して、俺は話し出す
「鋼柳と……仲良くしてくれてるみたいだけど」
俺はそこで少し区切り、璃那ちゃんを見る
璃那ちゃんの顔が少し強張ったのが分かった
……そんな顔しなくていいのに…鋼柳と仲良くするなって言ってるわけじゃないんだから……
むしろ、その逆なんだけど
「鋼柳って、俺の前ではすごく大人しいんだよね
まぁ、他の人から見たら、大人しいというよりも、怖いとか冷たいっていう感じかな」
璃那ちゃんは、俺が何を言いたいのか分からないみたいで、首をかしげていた
「学校での鋼柳って、どんな感じ??」
俺は、コーヒーを一口飲んで、璃那ちゃんにそう聞いた