思い出〜memories〜

月夜の告白

あっというまに約束の時間

公園は静まりかえり時は流れていく…。

まぁ少し過ぎた頃には(何かあるのかな〜)と軽く考えていたが、待ち合わせ時間を20分以上すぎてもいっこうに来る気配がまったくなかったから…だんだん心配になってきた。

夜中に一人でいるせいか、私は悪い方悪い方へと物事を考えてしまっていた。

(優也君…遅いな、どうしたんだろ…)
(手紙…読んでないのかな?もしかしてこんな夜に呼んだから事故にあってるとか…なにか悪い事件に巻き込まれたとか…)
(…そうだったらどうしよう…)

そう考えてたら勝手に涙が溢れてきてしまった

「…恥ずかしい…」

私はボソッと呟くとその場でうずくまった…
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