Fortune Presenter
そう見つめたのだ。
じーっと、こっちを。

シャツのボタンを外す動作を止めてまで。



「さ、さっきって…?」



おどおどしながら聞けば
一成さんは再び脱ぎ始めた。

ぎゃぁぁああっ!!
なんで脱ぐの!!!



「俺、“今日からよろしく”って言ったと思うけど?」



そして、一成さんは大きなボストンバッグから取り出したシャツを着た。

あぁ、着るんですか。
何事かと思っちゃいましたから…


………………



…………


…ん?




「今日から…??」

「そう今日から。
俺、ここで暮らすことになったから。」

「は?」






はぁあああああっ!???

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