アシタのミチ

「おぅ…」

「どもっ…」


「おい友輝ィ〜頑張れよなっ(笑)」


他の先輩がアタシ達をちゃかした。
きっと皆に言ったのだろう…
ああぁ…内緒にしたかったのに…(泣)


そしてアタシのチャリでニケツして帰った。



先輩も部活終わりで前でチャリをこぐ先輩からはつけなおしたらしい香水の匂いがした。


「なぁ…」

「はぃ?」

「敬語やめろょ…(苦笑い)」

「あっ…了解」

「本間に付き合ってんだよな?」

「うん…」

「これからドコ行く?」

「お任せで…」

アタシは考えるのが面倒だったので適当に答えた。
そしてある一軒の家の前でチャリが止まった。



「着いた。ココ連れの家」

「はぁ…」

「まっ入るかっ…」

そう言い先輩はドアを勝手に開けて家に入った。ダルいから帰ってやろうかと考えたけどアタシも慌てて着いていった。



中に入るとタバコと酒の匂いでカナリ臭い…

ああぁ…マジかよ……
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