宴の舞姫

「ねぇ、」

ナーシャの後ろを大人しく着いて行っていると急に立ち止まった

…っぶね


「どうした?」

彼女はこちらを向かないまま

また背伸びたかな…

なんて思っていると


「好き…」



なんて彼女が呟いた




………はい!?

「な…にが?」

やっと此方を振り向いたと思うとナーシャは真っ赤になっている

「なにがって…アレンに決まってるじゃない!!」

俺の胸を叩きながらどんどん涙目になっていった

「なによ…」

上目使いに俺をみる

「いや…びっくりして…」

ま じ で ?


俺はお前の子分じゃなかったのか?

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