宴の舞姫


「アレン?」


突然の告白に戸惑った俺は固まっていた
一言で言うと信じられない

「なんで赤くなってんのよ…」

俺の顔をみて更に赤くなるナーシャ

もちろん慣れないことに恥ずかしくてたまらない



「ねぇ、アレン?」

俺の顔を覗き込むナーシャ



「ちょっと黙れ」

赤くなった顔を見られたくなくて抱きしめた。


「アレンは私のことどう思ってるの?」


そんなの、もちろん



「好きだよ」



この時のナーシャの顔は見れなかったけどきっとあの笑顔だったんだと思う


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