『縛』
「志央・・・?」
・・・あ。寝てる。
その寝顔に笑みが零れた。
あの後、私は、どうしても、
仕事をする必要があり、
甘い怠さの残る身体を引きずり
パソコンに向かった。
志央は、
寝室と倉庫と化した
リビングを往復して、
お兄ちゃんから預かった
アルバムを聞き漁っていた。
多分、全部ツボにはまるはずだし
まとめて買い取るって
彼はいってたけど、
暇つぶしに聴いてみたらって、
試聴を勧めたのだ。
隣室で、聞こえていた
作業音が止んで、
しばらく経っていた。
仕事も一段落ついたので
彼のいる部屋を覗いてみた。
・・・そりゃ、
疲れるよね。
あれだけ・・・
求めあったんだし。
まるで、自分の部屋に
居るように、
くつろぎ眠る彼を、
不思議に思いつつも、
ちょっとありかなって、
思った。
毛布をかけて、
部屋をあとにする。
ご飯、できたら
起こしてあげるかな。
・・・あ。寝てる。
その寝顔に笑みが零れた。
あの後、私は、どうしても、
仕事をする必要があり、
甘い怠さの残る身体を引きずり
パソコンに向かった。
志央は、
寝室と倉庫と化した
リビングを往復して、
お兄ちゃんから預かった
アルバムを聞き漁っていた。
多分、全部ツボにはまるはずだし
まとめて買い取るって
彼はいってたけど、
暇つぶしに聴いてみたらって、
試聴を勧めたのだ。
隣室で、聞こえていた
作業音が止んで、
しばらく経っていた。
仕事も一段落ついたので
彼のいる部屋を覗いてみた。
・・・そりゃ、
疲れるよね。
あれだけ・・・
求めあったんだし。
まるで、自分の部屋に
居るように、
くつろぎ眠る彼を、
不思議に思いつつも、
ちょっとありかなって、
思った。
毛布をかけて、
部屋をあとにする。
ご飯、できたら
起こしてあげるかな。