『縛』
「今日は、仕事じゃ
なかったの?」
靴の手入れをしながら、
同じ様に、フロアに座り込む
志央に話し掛ける。
「うん。だから、待ってた。」
と、満面の笑み。
可愛い。子供みたい。
「そうだ。さっき言ってた
書類の手伝いって何?」
耳たぶを唇で挟みながら
彼はいう。
また・・・そんなこと
しながら言うでしょ。
「住所変更届作成!」
言い切って、
顔を引き離す。
「なあんだ。
婚姻届けかと思った。」
何、残念そうな
芝居してんのよ。
自然に笑みが零れた。
「それは、最寄りの役所に
だすんでしょ。
で、住所、
教えてもらおうと思って。」
鞄から、封筒を取り出して、
彼に渡した。
「中、見てもいい?」
封筒を照明の明かりに
かざして透かしながら、
志央はいう。
「うん。どうぞ。
着替えてくるね。」
自分の部屋・・・に、
入り、扉をしめた。
何か
すごい不思議。
ここに、
部屋をもらっているのも。
志央といることも。
なかったの?」
靴の手入れをしながら、
同じ様に、フロアに座り込む
志央に話し掛ける。
「うん。だから、待ってた。」
と、満面の笑み。
可愛い。子供みたい。
「そうだ。さっき言ってた
書類の手伝いって何?」
耳たぶを唇で挟みながら
彼はいう。
また・・・そんなこと
しながら言うでしょ。
「住所変更届作成!」
言い切って、
顔を引き離す。
「なあんだ。
婚姻届けかと思った。」
何、残念そうな
芝居してんのよ。
自然に笑みが零れた。
「それは、最寄りの役所に
だすんでしょ。
で、住所、
教えてもらおうと思って。」
鞄から、封筒を取り出して、
彼に渡した。
「中、見てもいい?」
封筒を照明の明かりに
かざして透かしながら、
志央はいう。
「うん。どうぞ。
着替えてくるね。」
自分の部屋・・・に、
入り、扉をしめた。
何か
すごい不思議。
ここに、
部屋をもらっているのも。
志央といることも。