『縛』
「え・・・?」
思わず、声のした方を
振り返る。
「ちーっす。」
「おっす。」
ピアノにもたれかかって、
コウジさんと、元田さんが、
俺をマジマジと見ていた。
「昨日買ったの。これ。」
一枚を両手にとり、
二人に見せる。
「ああ、あの店か?
ってか、ソレ全部・・・?」
コウジさんが、苦笑気味に聞く。
「うん。見る?」
「ああ。」
「ちょっ、俺も見たい。」
二人も、LPを囲む様に、
座り込んだ。
「おい、日向!
これ、名盤だぜっ!!」
元田さんが、一枚を手にとり
少年にもどる。
「どれ?」
コウジさんが覗き込む。
いつもからは、考えられない
二人の姿に、俺の方が
興味深々だ。
「ああ、これね。
なつかしいな。」
コウジさんが手に取り笑む。
「・・・ん?なんだ?」
ジャケットを手にして
彼は微妙な表情をした。
「志央、中身、出すぞ。」
「ああ、いいよ。」
俺の返事を待って、
彼は盤を取り出す。
中から、盤と一緒に、
譜面が数枚出て来た。
「譜面・・・?」
三人で覗き込む。
思わず、声のした方を
振り返る。
「ちーっす。」
「おっす。」
ピアノにもたれかかって、
コウジさんと、元田さんが、
俺をマジマジと見ていた。
「昨日買ったの。これ。」
一枚を両手にとり、
二人に見せる。
「ああ、あの店か?
ってか、ソレ全部・・・?」
コウジさんが、苦笑気味に聞く。
「うん。見る?」
「ああ。」
「ちょっ、俺も見たい。」
二人も、LPを囲む様に、
座り込んだ。
「おい、日向!
これ、名盤だぜっ!!」
元田さんが、一枚を手にとり
少年にもどる。
「どれ?」
コウジさんが覗き込む。
いつもからは、考えられない
二人の姿に、俺の方が
興味深々だ。
「ああ、これね。
なつかしいな。」
コウジさんが手に取り笑む。
「・・・ん?なんだ?」
ジャケットを手にして
彼は微妙な表情をした。
「志央、中身、出すぞ。」
「ああ、いいよ。」
俺の返事を待って、
彼は盤を取り出す。
中から、盤と一緒に、
譜面が数枚出て来た。
「譜面・・・?」
三人で覗き込む。