『縛』
「他にも聞きたい事
あるんだけど・・・
外、出ない?」
表情が緩まないままの
彼が言った。
「・・・とりあえず、中入ろ?
ここじゃ、寒いでしょ?
こんな所で立ち話してたら、
誰が見てるかわからないし。
ね?」
「ああ・・。」
彼は、気乗りしない風に
同意した。
「あれっ?!サラ、
髪切ったんだ・・?」
明るくなった室内で、
私が、食料品を冷蔵するのを
眺めていた彼は、
突如気付いたらしく、
驚きの声をあげた。
「そうよ。似合わない?」
「いや。
小さい子みたいで可愛い。
でも、何で切ったの?」
「何となく思い立って。
軽くていいよ。」
「サラってさ・・・
行動に、理由ってないの?
それとも、俺と話すの
面倒くさいの?」
答える私の
何が気に障ったのか、
彼は、突っ掛かってくる。
何で、そんな
怒ってんのよ・・・。
「理由なんかないわよ・・・。
ないとダメなの?」
「いや、いいんだ。」
彼は、視線をはぐらかす。
自分だって、
深入りされるのを
嫌がるくせに、
何いってんだか・・・。
「で、聞きたい事って何?」
ビールの栓を抜きながら問う。
「あ、志央も飲む?」
あるんだけど・・・
外、出ない?」
表情が緩まないままの
彼が言った。
「・・・とりあえず、中入ろ?
ここじゃ、寒いでしょ?
こんな所で立ち話してたら、
誰が見てるかわからないし。
ね?」
「ああ・・。」
彼は、気乗りしない風に
同意した。
「あれっ?!サラ、
髪切ったんだ・・?」
明るくなった室内で、
私が、食料品を冷蔵するのを
眺めていた彼は、
突如気付いたらしく、
驚きの声をあげた。
「そうよ。似合わない?」
「いや。
小さい子みたいで可愛い。
でも、何で切ったの?」
「何となく思い立って。
軽くていいよ。」
「サラってさ・・・
行動に、理由ってないの?
それとも、俺と話すの
面倒くさいの?」
答える私の
何が気に障ったのか、
彼は、突っ掛かってくる。
何で、そんな
怒ってんのよ・・・。
「理由なんかないわよ・・・。
ないとダメなの?」
「いや、いいんだ。」
彼は、視線をはぐらかす。
自分だって、
深入りされるのを
嫌がるくせに、
何いってんだか・・・。
「で、聞きたい事って何?」
ビールの栓を抜きながら問う。
「あ、志央も飲む?」