愛は要らない


綾野が遥を振り返る

シャツを脱いだ遥は、眠そうにあくびを噛みしめている


「うん、まぁ・・・」


パジャマに着替えて、遥はベッドに横になる


「そう・・・・・・」


なら、仕方ないのかな?

と綾野も横になる


「綾野・・・」

「なんですか?」

「寒い・・・」


遥の言葉に、綾野は何かに気づく


「失礼します」


遥の額に手を当ててみる


「・・・風邪、ひきました?」


< 146 / 331 >

この作品をシェア

pagetop