愛は要らない


確か今日は、遥は休み

多分、どこかへ出かける筈


「綾野さん、おはよう。遥は、いるかしら?」


廊下で舞子に会い、綾野は軽く頭を下げる


「部屋にいます。・・・まだ、寝てますけど」

「・・・?じゃあ、行ってくるわね。今日は、何か予定、ある?」

「私は、ありませんけど・・・」


良かった、と言って、舞子は笑って2人の寝室に向かって行った


「・・・・・・良かった?」


舞子の言葉の意味は分からないが、何か嫌な予感がする・・・


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