愛は要らない
現在と過去の交差
寝室を埋め尽くしているのは、大量のお祝いの花
綾野の妊娠を知った遥の両親は、すぐさまいろいろな人に知らせて回った
そしてすぐに、お祝いの花が届いた
「捨てるわけにもいかないし・・・。こんなにも、どうするの?」
近くの花を持ち上げて、リビングに持っていく
「綾野さん!ダメよ、重いものを持ったりしちゃ」
「奥様。全然重くありませんよ?」
花を奪われて、綾野は舞子とリビングへ向かう