愛は要らない
かつての【愛】


夏が終わり、秋が近づけば、綾野の誕生日が近くなる

毎年、祖父母が祝ってくれていた


「結婚してから、一度も帰ってないな・・・」


懐かしい気持ちになって、綾野は携帯を開いてみる


「でもな・・・」


帰りたくなったが、簡単に帰れるはずがなく


♪♪♪

♪♪♪


「!!!」


携帯が鳴って、綾野が驚いて携帯を落とす


「あ・・・。壊れた・・・」


真っ黒になった画面にひびが入てしまい、電話も切れてしまった


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