愛は要らない


時計を見て、遥は時間を確認する


「昼過ぎるよ?」

『いいわよ。終わったら連絡して?』

「あぁ」


電話を切って、遥は会食へと向かった




携帯を買い換えるため、綾野は出かけていた

高校に入ってから、一度も替えていないため、いつ壊れてもおかしくはないだろうな、とは思っていた


「まあ、寿命だった、ってことよね」


壊れてしまって、少し残念な気もするが、仕方がないと諦める


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