愛は要らない


つまり、その女性から逃げている・・・?


「・・・・・・!」


急に遥が止まって、綾野は遥の背中にぶつかる


「何してるんですか?」


ぶつけた鼻をさすりながら、綾野は遥を見上げる

珍しく、困っている


「彼女だ」


見てみると、部屋の前に1人の女性

なんというか、見た目は仕事ができそうな・・・


(秘書とか似合いそう・・・)


女性の好みが幅広いなぁ、と思う


「僕たちの部屋は、あそこだよ。どうやって知ったんだか・・・」


< 32 / 331 >

この作品をシェア

pagetop