愛は要らない
つまり、その女性から逃げている・・・?
「・・・・・・!」
急に遥が止まって、綾野は遥の背中にぶつかる
「何してるんですか?」
ぶつけた鼻をさすりながら、綾野は遥を見上げる
珍しく、困っている
「彼女だ」
見てみると、部屋の前に1人の女性
なんというか、見た目は仕事ができそうな・・・
(秘書とか似合いそう・・・)
女性の好みが幅広いなぁ、と思う
「僕たちの部屋は、あそこだよ。どうやって知ったんだか・・・」