愛は要らない
全く気にしていない遥に、綾野の顔が赤くなって・・・
「さっさと捨てなさい!!でなきゃ、離婚よ────────!!!」
真っ赤な顔で、そう叫んだ
「おや、遥野。何をしておる?」
「ひい祖父、ママとパパが喧嘩してる」
丈之助に抱き上げられ、遥野は書斎の2人を指差す
「やれやれ、またか。今度の原因はなんだ?」
「せーやくしょを捨てなさい、ってママが言ってた」
遥野の言葉に、丈之助は楽しそうに笑った