愛は要らない


「僕の楽しみなんだけどな・・・」

「煙草を吸うなら、お酒をたしなむ方がまだ良いです」


指差した先には、ワイングラス


「分かったよ。今夜は酒を飲んで寝ることにする」

「そうしてください」


煙草を持ったまま、綾野はバスルームへと入っていった


「ワインかシャンパンか・・・」


悩みながら、遥はワイングラスに手を伸ばした


< 40 / 331 >

この作品をシェア

pagetop