愛は要らない


「司書じゃなくて、図書館によくいた、他校の女の子だよ?」

「大して変わりません。早く寝てください」


綾野は素っ気なく返して、枕元の明かりを消した


「君といると、とても楽だよ。・・・どうしてだろうね?」


遥が呟く


「・・・・・・そんなの、知りません」

「そうだね・・・」


暗闇の中、遥が笑ったような気がした


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