一緒
どうしたんかは自分自身がよう知っとる。

せやけどほんまにいいんか分からん。

「婚約…」

そないな目でみないでや。

高校生になってずっと付き合ってる彼女がおるけど、さっきまでは初恋や別の相手のこと話とったけどっ。

「なあどないしたらええ?俺わからん」

「なっんでやねん!」

 ぐいっ

力強く友人は椅子に座らせて、倒れた椅子には友人が座り直した。

肩に食い込んだままの手は痛くて何故だか震えていた。

こないな自分みたことあらへん。
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