一緒
再会したのは自分だけで、なにも変わってないことに気がついて。


「猫でええよ。人間と思わんでええから治るまで居てや?頼むわ」


彼女は困り果ててか、同情か、出て行かんかった。













せやから頑張ってしもうたあかんのに。

彼女にちゃんと言う為になにかを得ようなんて間違ってんのに。












「合格?ほっほんまですか!!」

彼女の通う学校のバスケット部に先生として働けるようになった。

職を手に入れた分。彼女になんとしてでも変でええから人には思われたくない。



せやから猫のように近い距離で離れたり食事だけ一緒に取った。
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