一緒
「ねえ!」

「わっなんやも~」

考えごとをしとったら急に耳に彼女の声が聞こえた。

「めっちゃうるさいねんけど」

「ごめん! て! なんであたしが謝んなきゃあかんねんっ」

 ばしんっ

「痛た-!!?普通叩きますか?叩きますか?!」

「煩いわ~…」

自分からしてなんなのと思いつついつの間にかふたりは付き合い始めていた。



「お好み焼き食べに行こうや」



彼女は最初の彼女で、人生初の彼女はとてもかわいく、クラスのべっぴんさんやった。
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