逢瀬を重ね、君を愛す

「どうした?」


ずっと見ていた事に気付いたのか
除き込んできた。


「うっは!!ちょ…!!!」


ぐいッと近づいてきた薫の顔を押し返す。

―――イケメンのアップには堪えれない!!!

うつ向いて深呼吸して、赤い顔をとりあえず冷ます。


「ほう。彩音、いい度胸だ。」

「え?」


薫の声に顔を上げると薫の顔が真上を向いている。
戻そうにも彩音の手が押さえているので戻れない。



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