†買い取り彼氏†
着いたと言われ、
車を降りると、
そこには見たことも
ないような大豪邸が
あった。
こんなところに
有名人は住んでるんだ…
「どうすればい……え゙!?」
振り向いたら借金取りは
消えていた。
遠くに消える車の光。
完全においてかれた。
私はとりあえず
インターホンをおした。
――ピンポーン
「「はい、本杉」」
「あの…」
あれ?
なんて言えばいいんだ?
えーっと…
あれ??
「えっと…佐山凜というんですけど…」
「佐山……凜……」
「はい…あの……」
「入れ」
「え?!?!」
次の言葉を返す前に
大きな門が音を立てて
開いた。