Dear 最愛の君へ



「………あたし達、ずっとには一緒にいられへんのかな…?」


そしてあたしは、慧の優しさにやっぱり負けた。


案の定、あたしの言葉を聞いた慧は足をピタッと止め、固まる。




―――なぁ……固まるってことはやっぱ《無理》ってことなん?





「……いや、なんかな!!
今日友達と喋っててな、なかなか幼なじみでも、ずっとは一緒にはおらんねんて!
なんか……意識しだしたりして……と、か……」


………自爆。

あぁ…余計重い空気なったし…。


あたしの口のアホっ!!





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