Dear 最愛の君へ
慧と七成





―――……。



あれから10年後のあたしの毎朝の目覚ましは……


七成『おいっ!起・き・ろ!!
いつまで寝とんねん、お前は!!』


「ん~~…あと5分……。」


っるさいなぁ~七成の奴。


慧『日和(ひより)。
今、[07:50]やで?』


………えっ!?


「嘘や!?」


素早く起きて、目覚ましを見る。

ほんまや………ヤバイ。


慧『だから言ったやん。』


あぅ……慧が冷たいよぅ……(泣)。


七成『早くしろよ!
俺ら下で待ってるからな。
10分以内に来なきゃ殺す。』


ヒィッ!!


「10分とか普通に無理っ!」


七成『あ゙?』


「スミマセン、ナンデモナイデス。」


慧『フッ……そんなに急がんでえぇよ。
こっからチャリで10分やし。
とりあえずほら、はよ着替え(ニコ)?
七成、行くぞ。』





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