陽だまりの午後 ~れおん・マロン・ポン太 ある1日のお話~


犬の鳴き声が、また聞こえた。

薄暗い部屋の中では、何かが聞こえる様子もないまま、おばあさんだけの声が木霊する。

ボクとマリネは、何か話すまでもなくただ静かにその言葉だけを聞いていた。



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