Guardiam
DEMO~平和だったあの時~
「あっ!またエネミーにやられた!」

「へへっ、姫はもらっていくよ。」


俺の名前は、真田将介。この学校の2-2に通ういたって普通の高校生かな?

今、親友の近藤悟と携帯ゲーム

「THE Guardian」に負けたとこ。

このゲームは、二人のプレーヤーが

ガーディアンとエネミーになってマンツーマンで対戦し、姫というキャラを守ったり奪ったりするゲーム。

戦うゲームの内容は至ってシンプルで、指定の場所にアイテムを取りに行けとか、クイズで対戦するなど、今男女問わず若者に大人気のゲームなんだ。


「はい、じゃあ将介が負けたから昼休み買出しよろ。」


悟がニヤニヤしながら俺に500円玉を持たせた。


「ちっ、わーったよ。」


俺はしぶしぶ500円玉を受け取り、購買部に向かった。


「早くしないと、焼きそばパンが売り切れるぞー。」


教室の入り口辺りで、悟がそう言ったので俺は走った。

購買部には着いたものの、すでに沢山の人で溢れていた。


「あちゃー、こりゃ焼きそばパンは無理かもな。」


俺は何とか、人を掻き分けカウンターには辿りついたけど、焼きそばパンは既に売り切れていた。

仕方なく、一個だけ残
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