不機嫌な彼



「…」




「…あ、でも臭いかもしれませんよ!!」




だってそのタオルはさっきまであたしが

使っていたやつだし…




「別にいい」




そういい残して先輩は倉庫から出て行った

なんでかまた不機嫌になってるし?

なんか…わかんないけど…

先輩…






「…ゆき…ぃ」



「ん?」



「あたし高田に告白しようと思うんだけど」




「え!?」





「吉岡ッうるさいぞ!!」



「す、すみません…」





ただ今の時間は数学

ななの1言に授業中だということも忘れて

大声を出してしまった












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