通り路


自分の存在価値を見い出す、こんな壁にぶち当たるのは16歳からの思春期時代だという。

自分は何のためにこの世に生まれてきたのか、存在を意味するものとは何なのか、はたまたこの世とは、人間とは、一体何なのだろうか。

このそこはかとない永遠の問いを、まだまだ自分の頭の上のハエも終えない‘人間とやら’にぶつけられる。

一体この問いはどこから生まれてくるのだろう。
誰に言われた訳でもない。

自分自身から溢れ出る苦悩と悶絶の時間。
向き合うか否かはこれまた自分次第。

20歳の私は、未だにこの問いを解き続けているのだ。

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