すき、と*愛言葉*
最近、あいつのことを見ると私、平常心をたもてなくなるんです。

な、なんか心臓がおかしくなるんです。ドッキンドッキンってなるんです。

いまだって、目の前にあいつがいるだけで、だんだん

顔に火がついたみたいにカカ~、と赤くなってしまった。



彼は鈴木誠、15歳、中3であり、私の一つ下で幼なじみでお隣さん。


あ、ついでに私は針町寅、16歳で高校一年生である。



「何ボーとしてんだよ、しかも玄関先で」


そうであった、私は学校から帰る途中である。多分考え事をしてるうちに玄関の前で止まっていたのだろう。

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