すき、と*愛言葉*
私 も 今日 から この家 に い ま せ ん
…はぁあぁっっ!!
私はあんぐりと口を空けてさくらちゃんを見つめた。
「ぷふ、とらすっごい変な顔してる」
手を口元にあてて笑う桜ちゃんを視界にとらえて、素早く視界から抹消した。
い、いまは桜ちゃんのからかいにかまってる場合じゃないっ!!
桜ちゃんがいないってことは…も、もしかして私と誠の…ふ、ふ
『とらと二人っきりでこの家で過ごせと?』
い、いやぁあぁあ――
誠の言葉に私は頭を抱えてしゃがみこみ、心の中で悲鳴をあげた。