すき、と*愛言葉*

「…なに泣きそうな顔してんだよ」


小さな声で誠がいった。


ぱっと手が離れる。そして誠が私から離れて自分の家にむかって歩いていった。

「じゃあなとら、つ―わけだからうちに今日来い」隣の家の玄関前で誠が私にさけんだ。ガチャという音と一緒に家にはいっていった。


え…どういうわけだ…私は今日誠の家に行かなくちゃいけないの!?行きたくないなあ…でも大事な話があるっていってたしなぁ…ぅ―ん、

私はうなり声をあげながら、もやもやした気持ちで自分の家にはいった。
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