通りすがりにコイしたい!
1.ワタシの恋は現実の先をいく
ワタシの恋は現実のハルカ先をいく
どんどん理想化してくと、次に会ったとき、
――あれ、こんなヒトだっけ?
ってコトになってる
「ナイがいるとワタシの悪いクセがヒドくなるョ」
ワタシはヤツあたりだと思いながらも、ヒューマノイドのナイに文句を言う
「アンタはワタシの妄想を加速する機械だよ」
ナイは、好きなヒトの顔も声もシグサもコピーしてしまう
――アタシはナイにオボれて、現実にフラれるンだ……