通りすがりにコイしたい!

ワタシは、ナイが映した映像に彼が映ってた辺りを順番にまわる

――会えるハズないか……

ワタシは歩きつかれて、歩道の縁石に座って、彼がいた店の前をぼぉっとながめる

たまたま同じ時間にここにいただけなのに、またここにくれば会えるような気がしてたことに、自分でも苦笑する

――!?

もう一度目を上げると、そこに彼がいた

あの日と同じ服で、髪でちょっと顔はカクレてて……

――???

ワタシを見てる気がして、立ち上がったけど……
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