キミ想い
私は図書室に向かって歩く・・・

優は途中まで一緒に行ってくれる
と言ったが
頼りすぎだと思うし
きちんと自分で行かなきゃ
一人で聞かなきゃダメな気がして
断った


「はぁ・・・」




ガラッ


「ここあっ久しぶり♪」

「うん。」

「ここあ、来てくれないと思った」

「で、話ってなに?」
「まだ待ってよ」


「はっ?」
いつもと目が違う・・・
怖いよ



「きゃっやめ・・・て」



手をつかんできた



「イヤっ離して!」

「イヤなのはこっちだよ」
「なに言ってっ」

浩介の顔が近くに来た


「やめてよ」

突き飛ばそうとしたけど
男の子の力にかなうはずもなく・・・



優についてきてもらえばよかった・・・
今、後悔・・・



「ごめん・・・」

「・・・」

やっと離してくれた・・・


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