キミ想い
「ここあ?起きた?!」


「お母さん・・・。ごめんなさい」


「ホントよ!もう・・・ビックリしたんだから
 でも、無事で何よりよ!
 あれよ、あれ・・・その・・・なんだかの幸い
 なんだっけ・・えーと」


「不幸中の幸ですか?」

「それよ、それ!優くん!!
 本当にうちのこでいいの?」

「はい」


「ほんとに?!」


「もう、お母さん・・・なに聞いてるのよ」


「だって・・・まぁいいわ、
 私、邪魔者みたいだし会社に行くわね」


「いってらっしゃい!」



「最後に・・・先生なんともないって!
 検査はどうする?!」



あの女の子・・・

体の悲鳴・・・

やっぱり・・・




「いちよう、受ける!!」


「わかったわ、言っておくわね!」


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