秘密の生徒会探偵団☆
「んじゃあさ、この中のすぐに起きそうな人に事情聞くってのはどう?
なんならきょうこさん達に任せちゃえば?」
「あ、その手があったか。」
あたしの意見に賛成した陵は、ポケットからケータイを取り出した。
「………あ、兄貴?うん、俺。
実は秋野さらについての重要な手がかりって言うか、事件のことを知ってるやつらに襲われたんだけど……ん?あぁ、怪我ならみんな平気。
とりあえずさ、○○遊園地に来て。…………うん、わかった。じゃあまたあとで。」
手際よく仕事を済ませた陵はケータイの電源をきる。
「たまたま近く通ってるっていうからきょうこさんと一緒にくるみたい。応援はあとから呼ぶって。」
「わかった、ありがと。」
それまでのあたしと陵のやり取りを、勇斗と七海は黙って見守っていた。
「すご………さすが幼なじみなだけあって息ぴったりやな………」
「「え」」
やば、いつもの調子がなれちゃって2人のこと忘れてた……。