秘密の生徒会探偵団☆
「あたし、明日学校休むね。」
新幹線に乗り換えることのできる駅で、あたしは突然ホームへと移った。
みんなは驚いて口をあんぐりとあけている。
そして、電車はそんな状況になっていると知らず、扉が閉まった。
電車が発車した後にすぐにかかってきた電話。
相手は七海だ。
『ちょっとっ、いきなり何降りてるの!?』
「ごめんごめん。
実は家に忘れ物思い出しちゃって……。
それに手がかりになるかも知れないことがあるから、こっちでしばらく調べようかと思って……。
だからさ、先生に言っといてね♪」
あたしは七海の返事を聞かずに通話の終了ボタンを押し、電源を切った。
ごめんね、みんな。
あたし、まだ納得できないことがあるんだ。