秘密の生徒会探偵団☆
「陵!!準備できた……けど。」
客室を開けると、陵は具合が悪いのか、表情が暗かった。
「大丈夫……?」
「あ、あぁ……少しダルいかも。
朝、少し頭痛かっただけだったけど、悪化したかも。」
陵……。
「無理、しなくていいよ……?
あたしだけでも……っ」
がっ、と腕を捕まれたあたし。
捕まれた腕も熱いし、息も少し早い……結構熱も高いはず。
「こんぐらいで……休んでるワケにはいかねーんだよ……っ。
行くぞっ、由比……。」