秘密の生徒会探偵団☆
見つかるな!
裏口はものの見事にだれもいなかった。
おそらく、ここに働いてる人たちのおかげだろうけど……。
静かにドアを開けて中を確認した陵は、あたしに合図を送った。
スッと中に入り込んだあたしたち。
陵が話してあった通り、段ボールがそこには置いてあった。
さらに、段ボールの中には鍵とメモが入っていた。
『更衣室のカギです。
2人で入るのは抵抗があるかもしれないけど、ロッカーが死角になるはずです。
着替えたら、そのカギはまたこの段ボールに入れておいてください。』
「ここまでしてくれるなんて、よっぽどきょうこさんのこと信頼してるんだね。」
「あぁ。
じゃなきゃ、こんなガキ相手にここまでやってくれるワケねーだろ。」