秘密の生徒会探偵団☆
うわぁ……なんかコスプレしてるみたい。
着替えたあたしは、おろしてあった髪の毛を団子にした。
「おい、着替えたか?」
「あ、うん。」
ロッカー越しに聞こえた陵の声を合図に、あたしはロッカーの陰から顔を出した。
「どう?似合うでしょ♪」
「………童顔。」
「いや、意味わかんないし。」
「そのまんまの意味でいったんだけど。」
うわー。性格ひねくれてないか?こいつ
似合う似合わない以前に童顔て……どうしようもないじゃん。
「ったく、こんなことで時間かけさせんなよ。早くいくぞ」
格好のせいかわからないけど、一段と大人っぽく見える陵は、そっとドアを開けた。