秘密の生徒会探偵団☆
あたしを先頭に後ろに長畑さん。
そして一番後ろをあたまにたんこぶをつけた陵が歩いていた。
「ったく、いい加減自分の方向音痴を自覚して欲しいわ……っ」
「まぁまぁ、陵くんは私達の事を心配してくれたのよ。ね?」
「うぐ……っ。そーだ、そー「うっさい!!自分の長所にしようとすんなっ!!」
シュンとしぼんでゆく陵。
普段のあいつのように反撃しないのは、数少ない弱みを握っているから。
自覚があるんだかか無いんだか……。