秘密の生徒会探偵団☆
何とか抜け出したちょうどその頃、長畑さんのケータイが震えた。
「はい……えぇ………わかったわ、ありがとう。」
そういってケータイを切る。
「陵くんのお兄さんからよ。
まだ騒ぎにはなっていないみたいだけど、あまりここに長居するわけにはいかないわね。
行きましょう。」
ふっ、と頬をゆるめた長畑さんは今度は自ら先頭をきった。
一体どこに行くんだろう。
陵の顔を見たけど、向こうもわかっていないようで、首をかしげていた。