秘密の生徒会探偵団☆
「君は秋野冬香の居場所をしっているのかな?」
「いいえ、残念ながら。」
学園長室のいかにも高そうなソファーで向き合う2人。
そこは誰も寄せ付けないような空気が2人を取り巻いていた。
「私はここの学園長をしている。
それゆえに外部からありとあらゆる情報が入ってくる。
今回の事件の実行犯である秋野さらと君の関係もだ。」
「…………。」
「君が会った秋野さらのマネージャー。今野真理と言ったかね?
君が会った今野真理は偽者だったよ。」
「……っっ!?
どういうことですか!!私は彼女の身辺調査をしました。
なのに偽者なんてどういうことですか!!」
驚きで思わず立ち上がるきょうこ
「落ちつきなさい。
今野真理は普段からあまりスタジオにいることが無かったようだね。
いつもせかせかとどこかに言ってしまうと。
秋野さらの仕事が終わるとすぐに彼女を連れて次の仕事に言ってしまう。」
その言葉にきょうこは黙ってうなずく。
「これはあくまで私の推測だ。
滅多に同じ場所にいることを拒んだ今野真理は人に顔を覚えて欲しくなかったのかもしれない。
それはこの写真が証明してくれる。」
差し出された一枚の写真。
「これは……!!」