秘密の生徒会探偵団☆
「彼女が遠藤冬香だね?」
「………はい。」
その写真はさらと並んで歩く冬香の姿がはっきりと写っていた。
最後にあった中学の頃の顔とは違って大人びた姿はどこか暗い影がかかり、表情も疲れているようだった。
「あくまで推測だ。
彼女がここまでしてさらのそばにいるのは何か特別な理由がある。
違うかね?」
私は黙って頷くしかなかった。
冬香……あなたは何を考えているの?
1つだけわかるのは、あなたのやってることは間違っている。
あなたのやってることはさらちゃんやあなた自身を苦しめているだけなのに……っ。