秘密の生徒会探偵団☆


「そういえば長畑さんも警察手帳みせればパーティーに入れてもらえるんじゃないですか?」



由比ちゃんいじりを突然やめた陵くんが思い出したようにつぶやく。




「えぇ、でも警察は組織で動いているから……
その手もあるけどリスクが高いわね。」



しかも私は抜け出してきた人間。
いくら誤認逮捕だからといってぬけだしていい理由になんかにならない。





「気にしないで。念のため変装して外で待っているから。

中の様子はみんなに任せるわ。」



さすがにこれは諦めるしかない。




「え?でも上から許可が下りればいいんですよね?」



きょとんとした顔を見せる七海ちゃん

警察が組織で動いてることは常識だ。
私、なにか変なこと言ったかしら……?







「そうか。許可が出れば捜査できるんやろ?
簡単やないの。」



なっ。とさも当たり前のように勇斗くんも幼なじみコンビに視線を送る。




「「うん」」






え?一体どういうこと??




「長畑さん。ここがどこと直接繋がっているのか知っていますよね?」



さっきまで涙ぐんでいた由比ちゃんが怪しい笑みを浮かべる。





























……そういうことか。











< 262 / 471 >

この作品をシェア

pagetop