秘密の生徒会探偵団☆
「で、他にも何かありますか?」
陵がニコッと爽やかな笑顔で長畑さんを見る。
「い、いいえ!!もうないから平気よ!!
本当にあなたたちには感謝しているわ。
ね?岩瀬くんっ。」
「えぇ。
まぁ、強いて言うなら明日の日程を教えてもらいたいですね。」
「あぁ。それならこの招待状に全部書いてある。」
そう言った陵は招待状をまさ兄に渡した。
「さんきゅ。
じゃぁ、明日のパーティーの役割分担でもしますか。」
「そうね。」
てきぱきと話を進める姿はさすが警察。
やっぱりオーラが違うなぁ。
「そうね。私や由比ちゃん、七海ちゃんはヒールを履かなくちゃいけないから、もし秋野さら、または冬香がでてきた場合は男性陣に追いかけてもらうわ。
それに相手は女だから、楽に追い付くはずよ。」
「了解しました。
じゃあ俺たちは配置を決めよう。
陵、勇人。こっちへ」
「あぁ。」
「おぅっ。」
そう言ってまさ兄は少し離れた場所で場所を確認していた。
「それじゃあ、あなたたちには秋野夫妻の監視をしてもらおうかしら?
大丈夫、そんなに難しくないわ。
あとで小型のトランシーバーを渡すから、異常があったらそこで連絡をすればいいだけだからね。」